2008/06/25
映画 【いのちの食べかた】を見ました。

ちょっとだけ今日はまじめな日記かもしれません・・・。
先日この映画を見に行ってきました。
http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
なぜだかとにかくこの映画を見る必要がある気がしてならなかったので、上映最終日に何とか都合をつけて行ってきました。
説明をするなら、この映画は 生き物が→人間にとっての食料になり→食卓に並ぶまで の過程を淡々と撮ったドキュメンタリー映画です。
そこにナレーションも無ければ人間の話し声も入っていません。
現代に生きる私たちは牛をかろうじてテレビで見たりはしています。
パックに入った牛ひき肉も知っています。
でもその過程は知らない人がほとんどです。
下手したらにんじんにどんな葉っぱが付いているのか知らない子供も沢山いるでしょう。茄子の旬がいつかなんて知らない人もいるでしょう。
映画はとにかく淡々と進んでいきました。

日を浴びることのない、窮屈なニワトリ小屋、
効率よく大量に収穫できるように品種改良されたピーマン、
機械に乗せられて次々と進められる牛の搾乳、
生まれてからずっとベルトコンベアに乗せられていくひよこ、
網の中でどんどん増えていく鮭、
屠殺され、見慣れた肉になっていく豚、
無駄なく使われる牛の精子、
機械によって育てられていくレタス…

素直に言うと目をそらしたくなるようなシーンもあったし、
いい子風に言うとそれでも見ておかなくちゃ、知っておかなくちゃとも思いました。
しかし感じたことはそれだけでは…ない気が。
淡々と物事が無機的に無感情に進んで行くように見えるのは、もちろん余計な注釈無く映像を撮っているから、ということもあるんですが…
苦しいと感じました。
それはどうしようもない矛盾を見つけてしまった自分がいたからです。
人間が食物連鎖の一番上に立っている事実。
誰からも食料として狙われない事実。
そしてさまざまな進歩で増えた人口。
意図的に減らせはしない人口。
それゆえ効率的に作り出さなければならない食料。
機械を使って、化学を使って、まかなわれる食糧。
…まるでほんとに秘密兵器でも作り出している工場みたいでした。
秘密兵器なんて…と思うけど、実際は当たらずとも遠からずなのかもしれません。
だってこうでもしなきゃ食糧難は深刻になるばかり…。
でもだから、自然じゃないんです。
流れてくる映像からは、いのちの尊さや慈しみなんて忘れているんじゃないか?と思えてしまうのです。
日光を浴びられない、モグラみたいなニワトリなんて。
ピーマンってあんな2メートルも上に伸びないし。
子牛が実の母牛のお乳も飲めずに人間のものになるなんて…。
人工的に生み出された食料なんて、
胃袋だけを満たす食事なんて、
感謝の出来ない料理なんて…、
そんなものばかり食べていたら愛なんて忘れて当然なんじゃないか、
と思っちゃいました。
そりゃ卑劣な事件が起こせちゃえるでしょう、命の尊さを感じられないのなら。
命を大事にしよう。無駄なくいただこう。
…そんなことだけではなくて、
愛をこめて食事を作ろう、と思いました。
私はとにかく愛をこめて食事を作ろう。
私の体の一部となってくれるこの食料にも、
一緒に食卓を囲めるお客様にも、家族にも。
全てに感謝しよう、愛そう、そして尊く思おう。
ペンション準備に奔走する今だからこそ、見ることが出来てよかったと感じる映画でした。


初コメ
私達が知るべき事なのよね。
今頃になって”食育”なんて流行言葉が出始めて・・・
痛感する内容でしたよ・
暗中模索の新しい挑戦にエールを送ります。
No title
永遠の課題とも言える内容ですね
現場を見ていない分平気でいられるって事も
映画では多分目を覆いたく場面もあったとお察しします。
人間って ある意味環境に支配されて 生きているって感じで
仮に講演会でいい話を聞くと、帰り道は 話の内容に酔いしれていても
ドアーを開け一歩玄関に入ると
日常生活に振り回されている自分がいて、
もう他の事をかんがえているって感じですね〜。
今日のサチママ様の記事を読んで
人間の胃袋を満たす為とは言えかなり重いです
今一つ言える事は動植物に「感謝の気持とありがとう」ですね
そして、物を粗末にしないようにする事ですね。
生きるって 何かの犠牲の上にいるのでしょうか?
No title
わかってはいるんですけど、難しいです。
心にずっしり残る記事でした。
No title
増えすぎた外来魚(ブラックバス)や増えすぎたシカなどを減らすのは人間が食べることが一番早い・・・と聞いたことがあります。「魚は切り身で泳いでいる」
「ジャガイモは木になる」って子供が言っても笑えないですよね。
家庭菜園でキュウリを収穫してトゲの痛さにビックリする子供や収穫したばかりのトマトは嫌いな子でも食べたり・・・。
食に関係する仕事はそんなことも考えながらやらないといけないのかもしれませんね。
バーチャルの世界しか知らない人間がこれ以上増えないように、私達も機会を作って本物を知る努力をしなければ・・。
日本語の「いただきます」の言葉を噛み締めて頑張りましょう。
どらさん、ポリコさん、まりもさんコメントありがとう!!
皆さんありがとうございます
はじめまして。コメントありがとうございます。本当に嬉しいです。
見返しても長い文章、お付き合いいただきましてどうもありがとうございました。
そうですね。食育…どんなことを教えてくれるのでしょうね。
ロハスだとか食育、エコは流行り言葉に終わらせてはいけない気がしますよね。
ポリコさん
何かの犠牲の上に…生かされているんだろうなぁと感じました。
食物連鎖は人間をはずしたところで起きていると思いがちですよね。でも私たちって一番都合のいいところに立っているんですよね。地球に我が物顔で。
まりもさん
私もこんな日記偉そうに書きながら、作ったばかりのスープを傷ませてしまいました。
さっそくショックです。。。
フーカママさん
みなさんほんとに私に優しくコメントくださって、本当に感謝しています。
ぶ〜わんを引き継げたこと、改めて幸せものだねと監督と話しています。
あたし達も早く畑で野菜を収穫できるような腕を身につけたいです!